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| ロール・プレイ・バケーション 9月下旬のバンコクは、晴れたり雨が降ったりで、室外のいたるところが湿気を帯びている。 しかし一歩ホテルのロビーに入ると、空気は一変し、かすかなレモングラスの香りが、心を落ち着かせてくれる。 探している哥哥のお世話をしていたその人は、パイトゥーンという名で、バンケット・スーパーバイザーをしており、聞くところによると、丁度その時はタイ女王の72歳の祝宴を担当していて、早くとも2日後の朝でないと時間がとれないとのこと。 しかし、その際にパイトゥーンとどれくらい話せるか分からないので、先ずはこのホテルに4日滞在し、以前張國榮がここでしたように、食事し、マッサージを受け、河辺のティー・スペースでコーヒーを飲み、風に吹かれ、ゆったりとした時間の中で自分の疲れを流そうと決めた。このようなロール・プレイの試みは、もしかするとより多く、哥哥とこの場所のある種の感情的な関係を体験できるかもしれない。 バンコクは、天使の街とも呼ばれ、休み無く活動することが可能だが、しかし今回は、バンコクの最もゆったりリラックスできる一面を味わいたいと考え、4日間を一軒のホテルを楽しむことに使えば、面白い経験になるのではと思う。 ホテルの部屋の配置はオーサー・ウィング、ガーデン・ウィング、リバー・ウィングと三棟の建物に分かれており、以前哥哥が友人を招待したときは、彼らをガーデン・ウィングに滞在させたそうなので、私もガーデン・ウィングを選ぼう。 部屋のドアを押し開けるやいなや、私の目は3つのポイントにひきつけられた。1.まるで大画面テレビのディスプレイのように、メナム川の両岸の景色を映し出す、床まで続くガラス窓 2.まるで二階建ての小さな家のように、上がベッドルーム、下がリビングで、ベッドルームの後ろの窓もまた一枚の額縁のような部屋の内部 3.ベッドルームの端には、不思議でかわいい収納式のテーブル。 この緻密で居心地の良い部屋は、しかし、このホテルの「一般的」クラスの部屋の一つに過ぎない。ならば、哥哥の部屋は一体どのようなものだろう? 暗くなり、河辺にあるオープンエアのレストランでは、海鮮たっぷりのバーベキュー・バイキング・ディナーが始まり、部屋にあったホテルの百年の歴史が書かれた本を持ってきて、遠い遥かな物語とグリルされたロブスターを楽しむ。どちらも味わいがある。 |
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