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☆おしゃしん


The Commercial Daily
【香港経済日報 2002/03/23 経済ニュースより】

張國榮−時代のトレンドリーダーの大スター


 感情的な話し方をする張國榮の激しい気性や、好き嫌いのはっきりしていることは、同業者の間ではよく知られていることだ。現在の彼のように芸能界の重鎮的存在のスーバースターは、どんな風が吹こうと(どんな記事を書かれようと)無関心でいるべきだ。しかし、20年以上のキャリアにも関わらず、哥哥は以前と同じように未だに荒削りの原石のようだ。

「映画賞について熱心に話す人が多いけど。哥哥、あなたは本当にあまり感心ないの?」

「僕が全く関心ないなんて誰が言ったんだい? もしノミネートされなくて、ダメだったと思ったとする。でもそれでも全然かまわないよ〜、なんて思えるほど寛大じゃないよ。苦笑」

「若いスターたちにもっと目をかけてやるべきだね。」
レスリーは映画にとても夢中だ。彼が「異度空間」を撮影していた時、自分の仕事を完成するだけじゃなく、何時間を費やして監督と台本について話し合ったり、彼の出番がないシーンも含めて全ての撮影に参加し、多くの時間を使ってカリーナ・リンの演技指導をした。というのは、「”君の問題は、僕の問題でもある”と信じてるからなんだ。」


Leslie Cheung, a bona fide Superstar, S'il vous plait.


(「異度空間」写真の見出し)ローチーリョンに協力しながら、レスリーは映画撮影を団体でゲームしてるようだと思ってる。「ダブルタップ」で、彼は自称チャンピョンで殺人を楽しむ男だった。「異度空間」では、リックを参考にしヒントをつかんで演じた完全に悲劇の人物である。

「異度空間」で、レスリーは精神療法医を演じた。患者のカリーナ・リンを治療中に、彼は自分自身の過去のしまい込んだ記憶を思い出すことになる。この役を演じる為に、レスリーは友達の精神療法医を訪ねた。「大概、精神療法医というのは患者に何も情報も与えないんだ。ただ、話し合いの時のみ、プロとして患者に接する。僕は精神療法医に会うのがとても好きだ。彼はしっかりと患者の目を見ながら、真剣にその話しに耳を傾けているというのが分かるよ。僕は彼に自分の子供時代の経験を話したんだ。そして、彼の動きを注意深く見つめた。いつも彼の下半身は全然動かなくて、手だけは何か動かしている。そのお陰で患者は集中できるんだ。こうしたこと全てを僕は映画に取り入れた。」

精神的な問題から破滅へ・・・というのは、「異度空間」だけの出来事ではない。最近の作品「ダブルタップ」でもまた 彼は精神的にショックを受けてしまう男の役だった。レスリーは次から次へと自分自身に挑戦することを楽しんでいるようだ。「色情男女」から、「ダブルタップ」、そして今回の「異度空間」のチームは、全てデレク・イー(イートンシン)が製作し、ロー・チーリョンが監督した。ローは一般的によく知られた監督ではない。しかし、哥哥はこのチームを絶対的に信頼している。


10代の少年を演じることには何の問題もない


「僕は10代の少年の役が好きだよ。20年間で70本以上の映画に出演してきて、10代の少年を演じることは僕にとって何の問題もない。僕は誰でもだますことができるさ 笑。実際、何らかのメッセージのあるこうしたロマンティックな物語には、もちろんそれを受け入れる市場(しじょう)がある。でも、ある程度奥の深い役の方が、国際市場でもっと認められるんだ。僕がすごく野心的過ぎるっていうわけではない。でも、何か違うことをやってみたいんだ。」

「ロー・チーリョンは、僕とデレクがずっと育ててきたんだ。最初、二人は僕を「色情男女」で使うつもりはなかった。でも、ある青年がヌードになるのをためらったんだ。その時、僕にはそんな躊躇なんかなかった。僕はヌードが理由で引き下がるつもりはない。映画にとってヌードが正当なものである限りは脱ぐことなど気にしない。マイケル・ダグラスでさえ、"Fatal attraction"でヌードで演じたんだ。デレクはとても誠実な男さ。映画を撮る時、いつも『まずレスリーを撮ってみようよ』と言うんだ。僕が出演すれば、観客は来てくれてたと思うよ、ハハハ。2〜3本の映画では僕にも楽しませて欲しい。」


レスリー、ここでちょっと滑ったね。


 レスリーはロー・チーリョンを信頼していると言っていた。それはローがとても新鮮な感覚を持っているからだ。「僕と同じように70本以上の映画に出演しているような俳優は、時々、薬局の戸棚の引き出しの一つからある人物を創り出そうとする。そしてそれに慣れてしまって、演技力はするっと滑るような薄いものになってしまう。ローは新人だ。彼は自分が何をしたいかわかっている。僕はそれが好きなんだ。何人かの監督は、『哥哥、君がいいと思うように演じてくれればいいんだよ』と言うだろう。そして、あえて彼らの要求を言おうとしない。でも、ローは、「ねぇ、レスリー、ここでちょっと滑ったね」という会話で僕に気付かせてくれるだろ
う。それで、僕は違った印象を与えようとして別のやり方で演じるんだ。ローはそんな風に工夫して映画を作ろうとしてる。それがいいことなんだ。」

「異度空間」にはある転換点があった。精神療法医は、ゴミ箱の中に何年も前の忘れていたラブレター数通を見つけた。記憶が一度によみがえり、彼は突然壊れヒステリー状態に陥った。その撮影は1テイクでオッケーだった。レスリーはこのシーンが一番難しかったと言った。「とても短い時間で感情が爆発し、過去の出来事が全てフラッシュバックとなって現れた。そして、現実に戻る。カメラを回し続け、全ての感情を押し出した。その時、僕は本当に辛かった。こんなシーンの撮影に5テイク以上かかってしまうと、僕は耐えられなかっただろう。この撮影は1テイクか2テイクで完成させなければならなかったんだ。この演技はとても破壊的だ。もし何テイクも撮ることになっていたら、僕はとても落ち込んだだろう。ケビン・コスナーはJFKで10分以上も法廷で演じた。とても素晴らしいことだ。僕達はそれを学ばなきゃいけない。」

インタビュー中に、レスリーはある概念を持ち出した。
「演じるということは、「何かを創造する」、つまり「忘れられないものにする」過程だ。何人かの俳優、例えばメリル・ストリープ、彼女は頂点にたどり着き、しかも今は頂点さえ少し越えていると思う。1本の映画はたった120分だ。その時間内に、どうやって観客を魅了するかというのはは重要なことだ。僕はそう思ってるから、一つ一つの撮影がチャンスなんだ。

レスリーが初めてそう確信したのは、「ルージュ」で演じてからだった。

「十二少は僕にちょうどぴったりだと、今だにだれもが思っている。だけど、ほら、最初はCheung Siu Ceoを使おうと監督達は考えていた。だけど、結局鄭少秋Cheung Siu Ceoは演じることができなかった。それで、監督達はだれか他の俳優を探さなきゃならなかったんだ。李碧華Li Pak Wahは、それから僕を見つけた。『この役は君にとっては地味な役だけれど、アニタ・ムイは君に演じて欲しいと思ってる。アニタは君を信頼してる。二人で演じれば、お互いに作用しあって何かを創り出せると彼女は感じてるよ。』この役は目立つような役ではないが、僕は簡単にこの役を終わらせない。幾つかのシーンを付け加えて、この役を演じ終えたんだ。これが僕が『創造』と呼んでるものだよ。」


「異度空間」では、押さえつけられた隠れた感情から現れる幻影を描いた。哥哥は実生活で落ち込んだら、どうするのだろうか?「僕達のようなベテランなら、何年もの間に何度も浮き沈みがあり、どこからでも攻撃されるさ。それを話そうとすると、アラン・タムとトップ争いをしていた時代まで戻らなくちゃならない。そんなことは必要ないさ。どんなに落ち込んでいても、まず、表面上は毅然として全てを
無視するんだ。だけど、心の中じゃとても辛いものだよ。香港は、やたら他人事に干渉する社会だ。人の外見だけに注目して、その人がどんな反応をするか見ようと待ってるんだ。もちろん、僕だって自分の感情を押さえ切れない時が何度もあった。例えばこんなことさ。一旦僕が仕事を始めると、メディアは愚かな質問をし続けるんだ。で、僕が『ばかばかしい』って言うと、すぐに、彼らは僕がメディアをののしったと騒ぐたてるんだ。。だけど、大抵、僕は上手く自分の感情をコントロールできる。 ね? 僕は上手く自分をコントロールできるって言ったんだよ。押さえ切れず爆発することは決してない とは言わなかったんだから。



ボクが阿飛(「欲望の翼」の非行青年)。トニー・レオンがカリーナ・ラウだったんだ。


デレクとローとチームを組んで仕事をするほかに、ウォン・カーワイの三つの映画、「欲望の翼」、「楽園の瑕」、そして「ブエノスアイレス」によって、レスリー・チャンという名前は映画界で有名になった。
「欲望の翼」は確かに香港で、そして、国際映画シーンでさえも、その名を残した。「楽園の瑕」は、興行成績が満足のいくものではなかったけれども、哥哥のお気に入りだ。しかし、ウォンと仕事をすると、彼が心の中で何を考えてるか全然分からなくて、欲求不満になる。

「ローと仕事する時は、標準的に1テイクか2テイクだ。だけど、ほら、ウォンとだと、マギーとのベッドシーンに39テイクもかかったんだ。僕が尋ねて、2テイク後に監督が1テイクと2テイクとの違いをちゃんと説明できなければ、正直なところ僕は戸惑ってしまうだろう。」

「例えば、20日間撮影後21日目になって、ウォンがもういちど全部撮り直そうと言ったとする。俳優は納得できず欲求不満になるだろう? だけど、作品の結末が良いから、観客はそれを期待する。ウォンのマジックはここなんだ。ウォンのチームの張叔平Cheung Suk Ping やクリストファードイルとか、彼らはみんなウォンが得た名声の内の彼らの分け前をもらおうなんて思っていない。彼らは俳優の演技を美しく撮影し、ウォン独特のスタイルを創り出そうとする。ウォンが彼の人生の最後に何か素晴らしい作品を作っているということだけしか、多分言えないだろう。ウォンのお陰で素晴らしい作品を見れる。ウォンに才能があるかと尋ねるなら、あー、確かに彼には才能があるよ。



ウォンを画家のように扱えばいいのさ


張國榮だけじゃなく、マギー・チャンも又、同じように戸惑っている。「マギーでさえあの背の高い人は難しいって言ったよ。彼は何が欲しいのか分からないんだ。僕はマギーに言ったよ。ウォンを画家のように扱えばいいのさって。彼は沢山の紙に描いて、それからやっと自分が求めてる最初の一筆を描くことができるんだ。一筆描きさえすれば、その後は初めより良くなるんだけど。その良くなるまでがとて
も辛いのさ。」


ある批評家が言った。「ウォンはレスリーをウォン自身と同化して彼の映画を始める」

「驚くことじゃないよ。『楽園の瑕』を撮影してる時、ウィリアム・チョンは阿飛(『欲望の翼』の非行青年)を撮影してるみたいだと言った。ジャッキー・チョンも同じ事を言った。僕は知らなかったけど。ウォンが僕にあんな風に演じるように言った。僕はよく似てるなぁと感じていた。映画の会話を聞くと、騙されるし、同じ会話が色んなシーンで何度も出てくるし。ウォンが全てを指示し実行してる。『花様年華』のトニーは阿飛のようだと言う人もいた。「ブエノスアイレス」では、僕が阿飛で、トニーがカリーナ・ラウ(カリーナは『欲望の翼』で阿飛の恋人だった。)だと言えるだろうよ。ハハハ、このように、僕が男性でトニーが女性だと考えることもできるんだよ。あるいは、トニーはマギーかもしれない。可哀想にと思われるんだ。だって、トニーは病気の時でさえ恋人の為に料理を作らなきゃいけないだから…。」

しかし、「ブエノスアイレス」以後、レスリーとウォンは一緒に仕事をしていない。二人は言い争ったんじゃないかと言われてる。それをレスリーに確かめようとした。そして真実は、…

「僕とウォンの間には何も問題はないよ。でも、僕は彼の仲間の何人かと意見が合わないんだ。意見が違うのは好きじゃないよ。僕のコンサートも含めたことなんだけど。ここで詳しく話したくない…。しばらく休むのは、とてもいいことだよ。もし休んでいなければ、『花様年華』でトニーを使わなかっただろうよ。」



「女みたいだ」と言われてるのを修正する為に

レスリーの一番最近のアルバムは"Forever"。コンサートについては、2000年の"Passion"以来、何のニュースもない。メディアに「女みたいだ」と書かれたことについて話すと、レスリーは最初怒った。しかし、しばらくすると、レスリーは気分がとても良くなったようだ。


「僕は一番最初に女性のまねをしてるんじゃないとはっきり言ったんだ。女性が髭をはやしてるかい?僕はとても傷ついたよ。香港人は他国民より抜きん出る能力を持っている。でも、どんなに努力しても、人から攻撃される余地がまだあるんだ。分かるかい? しかし、僕は何かを創り出そうとしてる。だから、他人の気持ちを考えて、前へ進むのを止める なんてできないよ。香港の主流は、頭よりも胸が大きいのが良いんだし、他人のプライバシーを詮索するのが良いんだ。香港人の心は奥深いのに、どんどん浅くなってきている。そのことが一番辛い。」

国際メディアが注目したので、哥哥の心は慰められた。「もう、そんな中傷は済んだことさ。『タイムマガジン』や日本の何冊かの雑誌が僕の為にそんな報道を修正してくれた。『タイム』の見出しは『そのファッショナブルさ、その情熱的さで突出した人物』。そして、日本の雑誌では、僕を『生まれ持ってのアーティスト』と呼んだ。香港でさえ、香港にはスーパースターがいないと思っている。それで僕はいらいらするんだ。今、香港人はディッキー・チョンや日本のアイドルをどんなに褒め称えていることか? 彼らがどんなに素晴らしいとしても、国際市場(こくさいしじょう)でレスリー・チャンよりよく知られてると言うのかい? しっかりと見てる人なら、僕が一生懸命演じてることや、正直に話してることが分かるよ。レスリー・チャンという名前があれば、ロングヘアーを付ける必要はないし、ジャン・ポール・ゴルチエ デザインの衣装を着る必要もない。この今話している人間が、たった一人の僕という存在なんだ。こういう僕のやり方がトレンドリーダーと成り得るのかはわからないけど、香港人は僕の考え方をもっと理解すべきだよ。



(コンサート写真の見出し:「女性のまねをしている」という主張):「この主張が正しいのか、正しくないのかが問題だ。僕はショービジネスを別のレベル迄に押し上げたいんだ。メディアはほんの先の未来像しか持っていない。メディアは、香港明星に自分のやり方を変えるようにと主張する。しかし、香港明星が素晴らしいことを認めない。メディアは香港にいる香港人のエリートを守る方法を知らない。



英訳を翻訳して掲載することを快く承諾してくれた Leslie's PillowのNadiaとWingにまずありがとう!
(Thank you so much Nadia&Wing! We are so happy that we can read this article and know his words.)


和訳を一手に引き受けてくれたケーマ、いつも本当にありがとう。今回は長文でしたが、率直なレスリーの言葉をできるだけそのまま伝わるように訳してくれる労力に感謝です。(Xiang)






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