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TOP資料倉庫>明報周刊 1738「我可以呼風換雨」
☆おしゃしん

明報周刊 1738(2002 march)
「我可以呼風換雨」

今、やる気満々、自信満々のレスリー。誰にも彼を止められない!?

Indulge in becoming a Director, Wanted to Command all
Leslie Cheung: [I can call and request for anything]

By : Eunice Lam

明報周刊1738号に載ったレスリーのインタビューです。日本語訳の元となっている英訳はLove gorgorにアップされていたGreyさんのものです。許可を得て使用させていただいております。インタビュアーは林燕[女尼]。香港の女流作家です。


レスリー・チャンは 水に磨かれ、炎に焼かれて精錬されてきた。私が彼と知り合った時、彼はまだ人気が出ていなくて8年もの下積みの時を素直に受け入れていた。あの当時、幸いにも彼はとてもまっすぐな性格であった。なぜなら、通常率直な人間だけが悲観することなく(下積み時代を)耐えることができるからである。


その後彼に人気が出て、歌手または俳優のキャリアに何の問題もなくなったあの当時でも彼はとても可愛らしく見えたし、つい最近でもまだなお 純粋で率直なキャラクターを持ち続けている。偽善的なものはレスリーの性格上に決して見出せないものなのである。


重要な地位に到達し、より身を守る術を覚えた今なお、彼は誠実に彼の友人に接している。永遠の美少年は今、心中に大きな野望を抱いている。彼は香港映画界の勲章(名誉)を勝ち取ることを望み、心に秘めてきたタフさを一気に爆発させ、大志を抱く男なのであり、そして今彼は烈火のごとく燃えている。


「今回は僕の歌手としてのキャリアについてじゃなく、まもなく撮り始める僕自身が監督する映画について話そう」 レスリーは興奮し、そして自信を持って言った。
「僕は今まで70本以上の映画に出演してきたんだ。監督になれるさ」
ここ1年前から 彼は監督になることについて考え続け、12ヶ月経った今、自分の言ったことを行動に移し始めた。資本を集め、シナリオを練り、そして彼の望むキャストとスタッフを選択した。



■改造沈殿霞
Transform Lydia Sum
『沈殿霞(Lydia Sum)の変身』

’Project L’が映画の仮タイトルであり、’Dream League(夢幻聯隊)’が彼のカンパニーの名前である。「美術監督 區丁平、編集 張叔平(ウィリアム・チャン)、衣装は日本のワダ エミ」
「Michael Galazzoが音楽を担当するだろう。撮影は台湾の李屏賓、彼は照明と美術両方のスペシャリストで、色彩やアングルをよく知っている。脚本は何冀平、物語は4、50年代の中国北部 青島で起る。彼女(何冀平)の故郷もまた中国北部なんだ。撮影の現場では北京語を使うつもりだ。両方とも彼女にとってもっとも慣れ親しんだ言葉であり地域だからね。」


リディアと僕が香港からの唯一の男優と女優になる。
「リディア・サム(フェイフェイ)はこの映画では喜劇的な人物ではないんだ。僕は彼女を徹底的に変えてみたい。彼女は悲しいキャラクターを演じるだろう。僕は彼女がうまく演じることができると信じているよ。なぜなら、誰もが彼または彼女自身の悲しい物語を持っているものだからね。彼女はとても忙しいけど、僕は彼女の時間に合わせるつもりだ。彼女は頼りになる人だし、僕の配役を受けた後、とても喜んでくれている。」


彼の自信を持った采配を見ると、彼がいかに成熟してきたのかがわかる。彼の映画の主な採用基準として友人関係を取り入れたのではなく、それぞれの役割に最も適した人物を選んだ。最高指揮官のスタイルは作り上げられたのである



■主導認識姜文
Get to know JiangWen by owns initiative
『自ら姜文に会いに行き、彼を知ろうとする』

映画の出資者は結局日本と中国からのみ。肝心の香港からはなかった。これにはさすがのレスリーもたいそう不服であったようだ。「僕がこの話を香港のある投資家に話したところ、彼は”これはビジネスだからね”と言ったよ。僕はビジネスの話をしているんじゃない。ただ、良い映画を撮りたいんだ。レスリー・チャン という人物は(自分のことを客観的に言っている)香港の映画や歌謡界に多大な貢献をしてきた。この国(香港)に名誉をもたらすような賞も受けてきた。だというのに、誰もサポートしてくれないなんて ひどいじゃないか?」


「悲しい?」と彼に尋ねた。 彼は正直にこう答えた。「そりゃ 悲しいさ!初めて監督する僕の映画に香港の投資家が出資してくれるのが理想だったよ・・・」


彼はズバ抜けた才能の持ち主だと思う。現にこうやって海外の企業からの資金を集めたのだ。彼はジャン・ウェン(姜文)にアポをとりつけてた。この二人のすばらしい男たちはお互いを尊敬し、その才能を認めあうことだろう。


「レスリーはえらそうぶって・・・と思うかもしれないが、とても有能な俳優、そして監督としてのジャン・ウェン(姜文)に僕は自ら(アポを取って)会いに行ったんだ。僕たちは初対面にもかかわらず、かなり激しい討論を交わしたよ。赤ワインのボトル2本を空けたんだ。結局彼には今回の僕の映画には参加してもらえなかったけど、次回作には参加してくれる確率高いね。」


「僕が ジェイコブ・チャンの会社に貢献し、【流星語】では一部監督もつとめた話はみんな知っているだろうけど、たった1ドルの契約をし、なんにも得られなかった・・・ホントに香港でのなんの映画賞にもノミネートさえされなかったんだよ!」
「いい演技できていたと思う?」と尋ねると 「’レスリー・チャン’はいい演技とは何かを知っている。よくない演技をするわけないじゃないか!」


レスリー・チャンという人は、興奮してくるとそれこそ思っていること包み隠さず言ってしまうようだ。彼はいきなり立ち上がって、カメラマンにペニンシュラホテルのバロックホールをバックに自分を撮るように言った。「こういう高貴で上品な雰囲気が似合うのは僕くらいなものだろう?」 
’レスリー・チャン’は立ち上がって 表現力のあるポーズをいくつかして見せた。
どこからのショットも完璧。私はどうにも耐えられなくなり言ってしまった。「どんなアングルからも完璧だなんて、本当に憎いわね!」

彼は私の言葉に反論しなかった。彼特有のカリスマ性や才能は 同じ年代からすると本当に誰もかなわない。彼と競うっていう時点で間違ってた(このインタビュアー(女性)が)!
彼は自分のいいところを素直に、嫌みなく指摘する事ができる人だ。そして誰も彼を”いやな奴”だと思わない。
数々の映画のカメラマンの中で、彼はクリストファー・ドイルを気に入っている。ドイルは敢えて探求するが好きだからだ。


「【風月(花の影)】では目や顎が写った一場面ごとにカメラに納めていたが、その画面には顎が左の方で切れていたり、なんだかわけのわからないものにしか見えなかった。こちらはとてもイライラしたね。」
レスリー・チャンはこう言ってすぐに、「でもそれは彼のせいじゃないんだよ。彼は監督の指示通りに撮ったまでさ。僕が監督をしたいのは、それなんだ。俳優というのはあくまでも 大きな物の内(映画など)の 断片 だろ?でも監督には すべてをコントロールできる!でも 僕の大きな夢は 監督賞を獲ることではなくて、ベスト作品賞を獲ること。それは僕一人の才能だけではなく、チームワークがあってこそ獲れる賞だと思うから!」


■不必七情上瞼
Showing all the expression on the face is not required
『顔の表情で全てを表現することは要求されていない』

彼にとって一番大切なこと、それはチームワーク。彼が喫煙反対のプロモーション映画「煙飛煙滅」を監督した時、みんなとてもうれしかったし、彼を尊敬し、以前より一層信頼するようになった。彼にとってもそれはとても満足な結果だったはず。まるで子供みたいに、彼は私たちにアニタムイの為に監督したMTVを見せてくれた。そのMTVは憎い演出がされていて、同時にとても創造的で奥の深い作品。ワンシーン、ワンシーンはシンプルに見えるけど、エレガントで美しい。


「アニタは扱い難い女優だけど、僕の指示には従ってくれた。チーム全員がとてもよく協力してくれたんだ。僕は人使いの荒い奴じゃないよ。みんなにとてもよくしてる。だから、みんな(僕と仕事をすることを)幸せだと感じてくれるよ。アニタは僕と一緒に仕事する時は、遅刻したりしないさ。監督というのは、カメラを通して自分のメッセージを伝える人のことさ。」


レスリーは、4年間バンクーバーと香港を行ったり来たりの生活を送っていたことがあった。一番長い時で そこで9ケ月間ずーっと過ごした。「バンクーバーはとても静かなところだよ。僕はそこでじっくり考え、未来についてよりはっきりした絵を描くことができた。僕はショービジネスの世界に生きている。ショービジネスの世界は僕を必要としているって分かったんだ。」


レスリーは少し考えてから言った。「ステージの前面に出るアーティストの人生は限られている。だけど、ステージの後ろで仕事をする人生には限りはないだろう?年齢が加われば、ステージの前ではもう美しく見えなくなってしまう。となると、どうして僕が、人が’もう見たくない’っていうような姿をみんなに見せ続けなきゃいけないんだい?」


「だんだん年をとって、それでも映画に出るっていうのは嫌なの?」と私はレスリーに聞いた。「嫌だね!」と彼は即答した。「若い頃、僕は観客の希望でヤングスター映画(青春もの映画)に出なきゃいけなかった。その時、僕はただ僕の可愛い顔だけに頼っていた。だけど、このエンターテイメントの世界では、可愛い顔のスターなんて次々と現れては消えていってしまう。僕の経歴を見れば、僕がとても野心的だって分かるだろう? 俳優でも女優でも、変化に対応していかなきゃいけない。どんな役でも演じなきゃいけないんだ。だけど、香港市場(しじょう)は、簡単にでき上がるものがいいようだね。みんな同じ方向を向いて、同じスタイルを追いかけてるようだ。そんなの、僕が求めているものじゃない。」


カメラマンがレスリーに尋ねた。「哥哥、今はとっても金持ちじゃないか。もうこれ以上何も望んじゃいけないよ。」 「いや違う!人が何の望みも持たないなんてなったらおしまいだよ。」彼は真剣に言った。「人間にとって一番大切なものは、野心(=夢)と自分自身の個性だよ。金(かね)があっても、信頼は金で買えない。もし、個性がなくなってしまったら、とっても悲しいことだよ。」


あるアーティストには、持って生まれた魅力があると思われてる。でも、レスリー・チャンは、そんなことは大したことないと思ってる。「あぁ、確かにカリスマは生まれつきのものだね。でも、常にそれに魅力を付け加えておかないと、カリスマ性は消えてしまうんだ。一番最初は魅力的だと思ったアーティストも、しばらくすると魅力がなくなってしまう。カリスマは一番大切な要素じゃない。人は自分自身の野心(夢)を持っていなきゃいけないんだ。」


人は野心的じゃなきゃいけないっていうのは本当だ。野心がカリスマを輝かせる。レスリーは、カリスマと才能を同時に持っている人である。レスリーは声のトーンを上げた。「僕は全ての俳優や女優にアドバイスしたい。少しの表情であればあるほど、多くを表現することができるんだ。顔の表情だけで全てを表現するべきじゃない。」俳優や女優は、彼がその言葉で何を言おうとしてるか深く考えるべきである。レスリーチャンはずるい人間じゃないから、いつも自分の言葉に責任を取る。彼がはっきり言える事なら、その事に対して彼には何の罪もない。



■為港星呼◎?(←字がない)
Appealing for the Hong Kong Stars
『香港スターの為にアピールすること』

彼はメディア(香港の?)に期待していた。「メディアが追い出せないような人間が僕さ。やってごらん? どうしてメディアはいつも自分の国のアーティストを批判したがり、まるで香港には全然アーティストがいないかのように、日本や韓国のアーティストを熱狂的に褒めるんだい? 君達は中国人なのか? 国籍について何の考えもないのか? 海外の国(のメディア)は僕を尊敬してくれてる。僕は真のアーティストだ。どこにでも伝説はあるだろう。しかし、どうして君達みんな自国のアーティストを価値を認めないのか? アーティストとメディアの関係が良くなることを僕は本当に望んでいるんだ。どうして彼らは、香港でじゃなく、海外での出来事を取り上げることだけが いいことだと考えているのだろうか?」


監督なら、例えば海外で国も言葉も異なる俳優と会うこと(仕事をすること)は当たり前のことである。レスリーが宋承憲と会った後、メディアはどんなに興奮したかレスリーから聞きたがった。そんなこと、ただレスリーを笑わせただけだった!レスリーは大スターである。宋は最近とても人気があるけれども、でも、まだ、韓国人のテレビシリーズで、すごく人気のある俳優でしかない。韓国人は宋を偉大な王様のようには扱ってない。でも、香港は、日本人や韓国人を高い地位に上げてるように思う。


レスリーはそんなふうには考えていない。
セシリア・チャンやニコラス・ツェのように、香港には沢山の素晴らしい若い俳優や女優がいることをレスリーは知っている。こんな風潮の中、香港アーティストの為にアピールすることは、割の悪い仕事である。でも、自分が考えていることをはっきり言うレスリー・チャンは、彼の思っていることを全部話してくれた。


彼は今監督の立場で物事を見てるようだ。「監督というものは、自分自身に対して絶対に手加減はできない。監督する初めての作品であったとしても、言い訳しようとしてはいけない。もし、最初の作品が上手くいかなければ、次いつ監督できるかということさえ分からないということを知ってるべきだ。僕は僕の持ってるもの全て出して作品を作る。僕の心を全て出し切って監督するんだ。」 燃えさかる炎のごとく、彼は今燃えてる。彼の心は夢でいっぱいだ。まるで満タンの燃料を入れたロケットのように、いったん引金を引けば、爆発してしまいそうなくらいだ。


彼は二作目の映画の為に同じように資金を集めていた。でも、また海外資金である。「さらば、わが愛覇王別姫や、ブエノスアイレスや、花様年華なら、海外で受賞できただろう。もし僕がハリウッドに参加したいなら、10年前にチャンスがあった。今の僕なら香港で司令官(言葉に影響力のある人物)になれるんだ。40代になって、どうしてハリウッドに行って、もう一度全てをやり直さなければならないんだ? 香港にとどまって、香港の為に名誉を勝ち取る方がいいだろう。」



■曽被激演 ’Cats’
Being invited to act in 'Cats' before
『以前「キャッツ」で演じるように招待されて』

彼が「キャッツ」に参加するようにかつて招待されていたことを、私は今でも思い出すことができた。彼は興奮して私にこのことを話してくれた。そこで、私は彼に言った。「映画には100匹の猫がいるのよ。どの猫を演じることになるの? メークしたら、レスリーチャンって誰が分かるの? 分からないでしょ? もしあなたがテーマソングを歌うなら、もっといいんだけど。」でも、ある女性の猫がテーマソングを歌ってる。聞いていいなぁって思うのはその1曲しかない。


「僕は僕の心を全て表現して監督になれれば、幸せだよ。沢山の人が喜んで僕を助けてくれるから、リラックスして監督するよ。最初に芸術的な話題で僕の作品に触れないで。君達は観客を惹きつけるような力を見せなきゃ。監督は自分自身の幅広い考えを持っていなきゃいけないと思ってる。善人であるだけじゃ、そんなに輝きはないだろう。もちろん、この状態は恋してるのと全く同じさ。恋人達からの輝きは、ずっと続くに違いない。非難してはいけない。怖がっちゃいけない。どんなことに出会おうとも、人生を学ぶ方法は、君達次第だろう。そして、成功の、あるいは、失敗の人生の為に、何を与え、何を得るかも、又、君達次第なんだよ。」


レスリー・チャンを表現する言葉がなかなか出てこない。タフなロマンティスト。いつも驚かせてくれる友人。(私たちを)飽きさせない人、いつまでも彼のファンたちに飽きさせることなく彼を追いかけさせることのできるアイドル。だって、彼は自分の人生を豊かにする方法を知ってる人だから。



■追記:
P/S :
追伸:
ユニース・ラム:「もう6時だわ。レスリー、別の約束があるでしょ、帰らなきゃ。」

レスリー・チャン:「言い忘れたことがあった。張叔平(ウィリアム・チョン)に聞いたんだ。僕は監督でありえるか、監督はできないかって。そしたら彼は言ったよ。「もちろん、監督できるさ。この頃、君は身体中に力が満ち溢れてるし。その上、その力はとっても積極的だから。僕は傲慢なタイプの人間で、誰かを褒めるのは難しいけど。でも、君を賞賛するよ。」



和訳を一緒に手伝ってくれた ケーマ、FINに感謝します。このインタビューを訳し、そしてLLっこのみなさんに読んでいただけることはうれしいことです。訳していて、こちらも胸が熱くなりました。心が熱くなりました。途中の彼らしい行動は ご愛嬌ということで・・・笑(Xiang)



Thank you so much !! Grey & Landy(Love gorgor)
We are so happy to introduce this article to all Japanese Fans!!




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